「歩きビがいちばんじゃん」っていいながら街を行く。夜は短し恋せよ乙女の一節を教えてもらう。
「「あなたの好きなことはなんですか?」 そう問われると、私は間違いなく「お酒を飲むこと」と即答するでしょう。もちろん文章を書くことも大好きなのですが、やはり私にとっての最大の娯楽、それはお酒。関西在住の私は、暇さえあれば大阪の街へと繰り出し、飲み歩いているのです」。
風が気持ちよくて最高の夜だと思う。2本目は氷結のレモンとからあげ… 明るくて、ちょうどいい高さの花壇。いろんなことを考えようかとか、いろんな罪悪感のことに思いを馳せようかと思ったけれど、なんにもなくなっちゃった。秋の夜風に吹かれたらそんなもの一瞬でなくなってしまうのだ。夜になるまでずっと布団のなかでうなだれていたというのに、それもただの形だけだったのかもしれないと悲しくなる。あたしには、悲しむことも、誰かの気持ちになることもできない。あたしはまじであたしにしかなれない。たった15枚のスライドでいろんなものは壊れていく。それをあたしは眺めているだけ… 薄情か?冷酷か? なんだっていいよ。3本目はハイボールとハッシュドポテト… 「あたしもこんな25になりたかったんじゃない」まじだなと思った。こんなしらん道の花壇で夜空を見上げて夜風を感じてるなんて思いもしなかった。もっとドキドキするようなすてきな夜を過ごしているはずだったのに… 写真を見返す機会があったのだけど、4年ぐらい前からもう友達と外で飲んでいたし、年末の仕事納めの日に上野公園で3人で、寒さに身を寄せ合いながら飲んでいたこともあった(ホットワインを作ろうとして警備員さんに注意されたし、そのままつくってめちゃくちゃ不味いホットワインができた)。かわんねー、なんの気兼ねもなくなっただけ。もっといろんなものを抱えすぎてしまっただけ。あたしはこれからどうなる?どうだっていいと思う。酔っ払ってしまったのでいよいよなにも考えられない。何も考えたかったんじゃない。考えようとする振りをしていただけ、あたしは、あたしは。

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