自分がぱっくりふたつになっていくような感覚がある。あたしはそれをあたしのからだから離れて、端からみているだけで、どこか他人事みたい。いろんなことが決まっていくのがこわくて、昔からいつだってぎりぎりになるまでずっとうだうだするしかできなかった。たったの1年前のことが、1年前に思えない。どうしようもなくなってお布団にうつ伏せになってひとしきり呻いたり泣いたりして、お腹も痛くなって、いまはとりあえず湯たんぽを抱きしめながら膝を抱えて白湯を飲んでいる… なにをやっても、どうなってもしんどいものはしんどい。ふたつどころじゃなくちりぢりになってくれたらいいのにと思っている。こんな日も、こんな時間もあっていい。あっていいでしょう? いや、これまでだってあったし。はやくずうっと先の未来になってほしい。おばあちゃんになっても膝抱えられるかな? ちゃんと足腰大事にしなきゃ。何してるかな? はやくいまのあたしのことを、遠い目をして話したい。できれば笑顔で、あったかいお茶を片手におまんじゅうとか食べながらさ。ね。ほかほかの肉まんでもいいし、缶のおしるこだっていいね。あとは何がおいしいかなあ、あったかいおそばだってすすりたいし、おいしい紅茶だって淹れたいね。寒い季節は、あったかいものがもっとおいしくなるし、気持ちまでほくほくになるから好きだよ。今年はどんな冬になるんだろうね。未読のしるしに気付かないふりをして、お布団に滑り込む!

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