消費ではなく、消化すること

新宿で取材のあと、化粧品屋さんでお店のお姉さんとたくさんお話して、そのあとシブヤ大学(渋谷のカルチャーを企画・発信しているNPO法人)の講座を受けてきた~。

人とたくさんお話させて頂いた日だった。

まず新宿の取材。すごくスムーズに事が進んで聞きたかったことすべて聞けたのが嬉しい。しかもすごく楽しい取材で、最近あった得体のしれない悩みも吹き飛んだ。
誰にでも取材がこういう効能を持つのかはわからないけれど、わたしにはいつもこうなんだ。
取材して生きていければな~こんなに面白いことはないな~
はやく記事にしたい。どんな記事にしようか、どんなレイアウトしようか。わくわくする。

シブヤ大学『都市想像会議』@ヒカリエ8F
今回は渋谷のまち✕祭りっていうテーマ。
初めての参加だったけれど、意外にも学生はほとんどいないのね。
いかにもクリエイティブなお仕事終わりの社会人がほぼだった。

ヤマハの佐藤さんのおとまちプロジェクトのなかの「渋谷ズンチャカ」の話や、

渋谷再開発の話、イタリア・シエナの広場の話。

世界の話から、渋谷に落とし込むまでのプロセスをたくさん会議されていて、すごく面白かった。

一番印象に残ったのは、「消費ではなく、消化させる」ということ。

今はもう、たくさんのイベントや企画、雑誌や記事が世の中に溢れている。

そんな中で、わたしが発信する必要があるのだろうか。とちょっと前、ずっと考えていた。

必要、というとすこしおこがましいけれど、きっとどこかに意味があるはずだと思って取材を続けてきた。

でも、それは多分、わたしが自分の関わっているものや、その類のものを「消費」と捉えていたからだろう。恥ずかしい話だ。

「消費」させないものを作ればいいだけの話なんだな〜。

「あ〜楽しかった、明日はあのイベントに行こう」そんなイベントは消費にすぎない。

なにか日常が変わって見えるような、すこし毎日が楽しくなるような、そんな消化作用のある企画を作りたい。たのしい。この時間が一番たのしい。きっとこの楽しさの次に来るのは苦しみだろうな〜、それを作るのが一番難しいんだよって苦しむんだよな〜。

でも今は、苦しさを考える必要はない。楽しんでいこう。

講座の後、講師の方に突撃で取材交渉をしたらすごく気持ちのいいお返事がもらえた。

たくさんの人が繋がっていく感じがおもしろい。

その後、一緒に行ったゼミの友達とご飯を食べながら講座の話をしていた。

一つの講座でもみんないろんな考えがそこにはあって、フィードバックがまた楽しい。

楽しいことがいっぱいあるのがまた楽しい。

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