「往々にして、人は“ラーメン食べたかったしな”って」

やろうって思っていることはたくさんあるのに、朝からびっくりするくらい起きたくなくて、んーと思ってた。あたしはあたしに失望していて、そろそろ見放されそう。

そしたら今週のしいたけ占いがこれまた言い得て妙でね、こんなことってある?

“「心の中でぐしゃぐしゃになって置かれた紙のかたまりを、ひとつずつ広げながら気持ちを解放していっている」という時間の流れの中にいます” “「自分のために頑張る」のに、ちょっと腰が重くて上がらないようなことがあります。「私は何がしたいの?」を見すぎちゃうときというか。だから、今のあなたは「誰かのファン」でいてほしいのです”

あ、ファンだ! ファンでいていいんだ! わー、そうしよ! ってあんた単純すぎやしないか?

ドラマの話してるかなって先週の星野源のANNを聴いていたら、ずんの飯尾さんが出ていて、「ブレブレの男ですよ」って言いながら、ラーメンが食べたかったはずなのに、30分後には炒飯食べててって話をしていた。そしたら源さんが、「そのときの自分に嘘つかないってことですよね。でも往々にして、人は“ラーメン食べたかったしな”ってラーメンを選ぶ人ばっかりなんですよ。変わった自分を直視できない人が多いんですよ」って。あーっ、こういう言葉がいまのあたしにはすっと入ってくるんだね。

結局んーと思ったまま、ワクワクするような色のマニキュアを買いに行って、また本を買って、お気に入りのカウンター席でアイスティーにまとわりつく水滴を眺める。たいそう暴力的なやり方ですこと! 外に目をやると道行く人たちが見えて、ずっとぐるぐると考えていたことをノートに書き出すと、いとも簡単に目に見えてしまって頭を抱える。そんなことはわかっていた。わかっていたからずっと書きたくなかった。そういうことってあるよね。

爆音で聴く「ワンダーランド」。大きくなっていくノイズ。

ふと「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」がよぎって、もしかして本当の現実のように見えていたハードボイルドの世界って、最後の最後で選ばれなかったから“ワンダーランド”なの? 中学生のあたしは、最後には絶対ハードボイルドの世界を選ぶと思い込んで読んでいて、だってそれがそれまでの現実だから、でもそうしなかった主人公のことがずっとわからなかったんだけど、先週読み返したときは少しわかるような気がして、それがいまになって急に、あーって、“変わった自分を直視できない人が多いんですよ”って、、え、え、いまのあたし、く、暗すぎる、どうした! おいおい!って

日記を書いているうちはだめ! そんなこと知ってる!! 頭が回っていないことがばれてしまう。こんなのただの気持ちの洗い出しであり、きっかけにすぎないはずなのに。もー!とぐしゃぐしゃの気持ちで「人はなぜ日記を書くか」を読み始めたところ。

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