「あたしたちは今カルマじゃん!」

日曜日は、友達と新橋で待ち合わせ。おそろいの石をおんなじ人差し指につけていて笑った。まさか銀座でかわいーストロベリーパフェをつつくことになるなんてね。

「あたしたち再来年オービタルピリオドだよ」と友達が言う。軌道周期によって、28年ごとに生まれた年とおんなじ曜日がめぐってくるのだ。なあんだ、あたしたちまだ1周目も途中なんじゃんって。ついこの前、久しぶりにBUMP OF CHICKENを聴いて苦しくなった話をすると友達が笑っていた。いっしょに聴いていたあたしたちだけど、その友達もあたしももうBUMP OF CHICKENとは遠いところにいるから。

あれれとノートを開いて表を書き出す。2007年に藤くんが28歳で「orbital period」ということは… 26歳は…「あたしたちは今カルマじゃん!」 と口を揃える。なあんだ! まだカルマなんじゃん! まだまだたくさんの知らないことがある。たくさんのいろんなうれしいがあるだろうし、きっといろんな痛みもあるんだろう。もっとずっと先のアルバムに心を痛めて苦しんでいたあたしが急にちっぽけにみえてうれしくなった。

2022年になったら、オービタルピリオド・パーティをする約束をした。それがなにかはまだわかんないけど、そのときにはもっといろんなことが大丈夫になっているだろうし、また新しい大丈夫じゃないことがあるんだろうけど、きっと大丈夫だって思えた。

高校のとき、毎日ふたりでふざけたり、お互いに見つけた音楽を教えあったり、伝えたいことがうまく伝えられなくてけんかしたり、いっしょに星を見ながら歩いたりしていた。その3年間以上の時間を、もうそれぞれに過ごしてきているから、好きなものも、今見ているものも、生活している環境もなんにもおんなじじゃないのに、ずっと大切なのがうれしい。

「オービタルピリオドに向けてがんばろ!」と言って手を振った。

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