おいしーピーナッツクリームのパン
昨晩、たぷたぷの量の豚汁をつくったら部屋が一気に冬の匂いになった。自分の豚汁ひとつで、どこに行っても何をしていてもちゃんとほっとできるんだぜってうれしくなった。変わらないものなんてないってわかっているのに、変わらないものを求めて彷徨っていて、でもそれって、最終的には自分でつくるものなのかあって。豚汁もそのひとつだね。
今朝はドキドキしながら新居に採寸に行った。ついてきてくれたおかあさんはなぜだか楽しそうで、グーグルマップにはすでに新居の場所に「お気に入りの場所」を表すハートマークがついていた。内装作業が終わった部屋には明るい光が差し込んでいて、二つの窓を開けると、そよそよと入ってくる風がわたしの頬をなでる。南向きの角部屋、風の歌すら聴こえそうな心地いい静けさ、今まで住んできたなかでいちばん心地いい部屋とまち。
近所のパン屋さんでピーナッツクリームのパンを買って、ふたりでベンチに座って食べる。びっくりするほど美味しくてたのしくなった。「これから住む街でこういうことをちゃんとやるのが大切なんだよ」。不安になったりうだうだするしかできなくなったり、そんな毎日は見透かされていて、だから、ちゃんと、あたらしい生活にわくわくするっていうのをやってくれているのをみて元気になった。すくなくとも今を今のままつづけることはできないんだし、わくわくしていいんだって。せっかくならわくわくしなきゃ損でしょ!って。
ふとした話の流れで、「今回はちゃんとひとりでやりたいから」って言っていた。友達に手伝ってもらうのも違うし、なにかに左右されて選ぶのも違うし。夜もらったラインには、自分で選択した道が、あたしが進むべき道、責任をもって生きるべき道なんだって書いてあって、これはまじだなと思った。何を選んでも間違いなんてことはないのだ。元気はまだまだあったりなかったりで自分で自分がめちゃくちゃにうっとうしーけど、それも含めていまのあたしだからしょうがねー! ぎゃーぎゃー言いながらぜんぶ受け入れてあたらしい風を取り込んでいく!!
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