そんなことはないのにね。

自分のミュージック・ポートレートを考えたときに、五曲もないんじゃないか、と不安になったのがばからしい。そんなことはないのにね。
きっと五曲しかないなんてことなくて、たくさんある中から、何を選ぶか、自分をどう見せたいのかっていうところが一番おもしろいのでは?、なんてこんな真夜中に急に思えてきた。精神的なものなのか、バラエティに富んだものを選ぶのか、人との間にある大切な曲か、自分だけの大切な曲か。わたしは、あなたは、何を選ぶんだろうね。秘密。

そういえば、方言が良いとされること、ずっと疑問だったのだけれど、この前、地元の友達からの電話に方言全開で喋っているバイト先の先輩をみてきゅんとした。同じ九州なのにね。
なんだか、すべてをさらけ出しているし、すべてを受け入れてもらっている、そういう気がした。まっさらな気がした。そんな気がするだけで、地元だろうと、東京だろうと、人との付き合い方はそうそう変わらないんだけれど、方言っていう無防備な、本来の姿をさらけ出せるっていうのは素敵だし、そんな人がとても輝いてみえたんだよな。
どうでもいいけど、九州で「なおす」というところを東京で「しまう」と頭で変換して言わなくちゃいけないのが、本当に面倒くさい。よくこころの中でにやにやしながら、平然とした顔で、東京かぶれな顔で、「しまう」と言っています。そんなとき、すこしずつわたしの「なおす」がすり減っていくような気になってまたにやにやするんだ。そんなことは、ないのにね。くだらないことばかり。おやすみなさい。

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