人生の選択
飲んで泣きながら帰っていて、ばからしいと思いませんか?わたしは思います。いろんな話を聞いたり、「休みには遊びません」と言ってわたし以上に傷ついてみせるひとたちをみて、この人たちとの大きな違いを知ってただただ悲しくなってしまった。そのうちの一人がすこしは理解してくれていて、お店を出るときに小声で「きらわれちゃいましたかね?」と話しかけると、「きらわれてはないんじゃない、ただ頑なだなと思っただけで」と笑ってくれたので少しだけ救われた。でもその圧倒的な陽に、自分たちはさも隠だと貫くその様に、うちひしがれて、わたしはいつの間にこんなに人と馴染めなくなってしまったのだろうってそんなことばかりを考えながら、ただ泣きながら電車に揺られている。絶対知らないよ?といいながらGO!GO!7188の話をされてマジか?という顔しかできない。音楽をすきだったらコード進行が気になるはずという話をされてバカか?としか思えない。なんで、そうじゃない可能性を想像できないのか。なんで、自分の「絶対こうでしょ」をそんなに信じられるのか。勝手に傷ついて、勝手に泣いていてばからしいなと思う。いかに自分が、自分と価値観が合う人とだけ一緒に過ごしてきたか。それ以外の人を、知らず知らずに避けていたのか。そんなことを痛感させられて、とっても悲しくなった。なじめていない、ということをぽろっと口にしながらわたしは涙を流していて、それには誰も気付かないふりで、誰にも伝わらない話をわたしはしていて、もう誰とも話したくないなと思った。「じゃあ何聴いてるの?」と聞かれて、むかついてどついたるねんと答えた。知ってるけど知らない、それを鼻で笑ってすまされた。そんな音楽を聴きながら、遠回りしながら帰る。どんな音楽にも、ひとの心を動かす可能性がある。そんなことも知らないのか?そうならば、きみたちはとんだあほだね。
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