そのときの気持ちと吠える犬

朝から「賢く生きろ、くだらない生き方をするために…」というツイートが流れてきて、これはまじだなと思った。別にまっとうに生きる必要も、なにかすげーことを成し遂げる必要もなくて、ただもちうる限りを尽くしたり、ドキドキすることを知ったりしながら、できるだけおもしろく働き、行きたいところに行ってみて、読みたい本を読み、聴きたい音楽を聴き、いろんなかわいーマニキュアやリップで楽しくなって、すてきなお店のいろんなおいしいに触れて、ただただ好きなことの話やくだらね~話をしながら食べて寝て死ぬだけ… いい、あたしはそれがいい… そしてそんな気持ちを忘れずに、そんな意欲が生まれる程度のこころの余裕がいつもあればいい…

お昼、穏やかなひとときをくれるドラマを見ながら食べたい分だけの食事をした。なんとなく作ったオムレツがふわふわぽってりとできたのでうれしい。先週の「名建築で昼食を」もよかった。“乙女建築”なるものを二人でめぐって昼食をとる話。第1話で「乙女心は男女問わず誰の心にもある」って言っていたのも、ずっと行ってみたいと思っている近江屋洋菓子店のドライケーキが出てくるのも、そのリボンや包紙をていねいに折りたたんでしまう仕草もよかった。台詞も、絵作りも、色合いも、間合いもぜんぶ。1枚の画像になると、よりこだわりぬかれていることが際立つ。第2話で好きだった台詞。

「私の好きなもの。閉園直前の植物園、誰も乗っていないスワン・ボート、雑草の咲く時期と名前を覚えること、旧地名の看板、そして路地を歩くこと」

あとは、頼まれ仕事で原稿をまとめていて、久しぶりに社会と近づいた気がした。やっぱりちいさなことまで気になっちゃって、全然進まない。進まないけど、なんとなく気持ちは少しだけ進んだ気がしている。いてー。くじいた足って一生痛いん? 治ったと思いきや、なぜだかごく稀に痛くなるのなんなの?  でもそのたびにそのときの気持ちと吠える犬を思い出しては、くすくす笑えてしまうのでまあいっかの気持ち。

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