「なびくかな どこまでも」
目をつぶるとたくさんの瞬間が思い返されて、こぼれる、こぼれると思いながら昨日は眠りについた。ずっと、これまでずっと話したかったことが話せたって思った。聞きたかったことが聞けたって思った。窓のあっち側とこっち側がつながるような気がした。だから、この先は話したいことがあってもなくてもいいなと思った。ちゃんとここにあるから、どんな些末なことももう大丈夫なんだって。よくわかんない文章も、写真もそんなことはもう関係ないのだ。とってもとってもうれしくて、大切な夜になった。
チャットモンチーの話をしたからひさしぶりに聴きたくなって、高校生の時に繰り返し聴いていた『表情』を順番に聴く。大好きなRPGを元気にうたったり、いろんな歌詞にドキドキしたりしていると「風」が流れてきて、「名前に風って入っていますもんね」って言葉を思い出す。びっくりするくらい気づいていなくて、25年なんとも思っていなかった名前が急に色づいていくようでうれしくなった。ふと花言葉を調べてみると、もっとうれしくなった。
今年の夏はずっと風を感じていた。閉じていた胸を開いてみると、風が吹き抜けるような感じがした。いつも「私はここだ」って思わせてくれるのねって。
チャットモンチー「風」
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