たくさんの断片をノートに書き留めて書き始めたはずなのに、言いたいことの何百分の1も言えていないなと歯がゆい。自分の中にちゃんと落とし込むには時間が必要なのかも知れない。そのくらい大切な時間だったから。

そんなことを言い訳にして、今日はずうっと「風」を聴いていてしまった。

なんとなくパソコンの右端に置いたまま忘れていて、よし、と思ってパソコンを閉じたらバキッと音がして画面のふちが割れてしまった。画面を見る分にはまったく支障がないのに、親指の爪くらいの大きさでぜったいに目がいってしまって、パソコンを買いかえるまではきっとこの気持ちを何度も思い出すんだろうと思った。でも悲しいはずなのに悲しくなくて、よし、と思った。悠長なことは言っていられないんだった。風になびくままずっと遠くまで飛んできてしまった。

これまでは、ずっと大切にしてきたものを思い出したり、あたしはここにいるぞっていうのを何度も確認してきた。(そう、本当にいろんなものを思い出しちゃった)そんな夏だったとしたら、秋は。あたしはあたしの足で立ってるぞって自信が持てるような季節にしたい。そのためには何度だって間違っていいし、ちゃんといろんなことを透明にしていきたい。それが、たぶんなんども言っていたまっさらなんだと思う。

あたしは迷わず「諦めたくないです」って言っていた。何をするかとか何を選ぶかとかではなく、あたしはまだあたし自身を諦めたくないし、大好きなことや大切にしたいものをぜったいに諦めたくない。きっとずっと、ずーっと悩みは尽きないし、人よりもたくさん回り道をしたり時間をかけたりしないと進んでいけないんだろうな。ご名答! 本当にその通り。わがままで自分勝手で、本当にどうしようもないなあたしは。

とびきりかわいーTevaで踏み締めてすこしずつ固くなってきたこの土の上で、ぐらぐらしながらもちゃんと立ってみよう。おっとっと、まぁ転んでもまたきっと面白くって笑えるし。ゲラゲラ笑いながら代々木公園で飲めばいいし、延々とオレンジに染まる道を歩けばいい。いいよね。

やっとの思いで何百分の1くらいは書けたので満足した。

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