「ヘイ 気づいてるのかい?」

なんだ? いろんなことを、なんだ? なんだこれは? と思うようになってしまった。
シビアになっていくのは、たいそうつまらないことだ。
しかし、最後の「た」の音と「退屈な日々にさようならを」というフレーズに、あぁ、と思った。あぁ、退屈ってこういうことか。日曜日の、昼下がり。やらなくちゃいけないことがあってこその、退屈なんだろうな。何もなかったら、だって、何かするものね。退屈。「坂の多い街と退屈」。江國香織の小説に蔓延しているような退屈。大嫌いな退屈。でも、退屈を感じながら、違う、ということもわかった。いろんなことを思う。きのうは楽しかった。きょうは退屈だ。目がしら、じゅわっと。

「今ではもう 今ではもう 今ではもう」

最近、思ったことを言うようになってしまった。まぁ、いっか、って。あ、適当なことに限る。求められていない人に気を遣うのは、一周回って失礼だ。朗らかな顔をしてもらえるのに甘えている。でも、もうちょっとうまく話せるようになりたい。恥ずかしくなって、その魅力をきっと4割くらいしか伝えられていないと思うから。でも、なんでも言っちゃうようになった反面、心にしまっておけばおくほど、神聖なものになっていくものも確かにあって、それがうれしい。そうそう、あれあれ。あのとき感じたこと。いつの時代も、自然体で快活なことってすてきだ。

「ヘイ 気づいてるのかい?」

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