「きっと今じゃ知らないものばかりだ」

ずるい、と思った。
最近くぅ〜って思うこと多すぎるんや。

小藪さんすっげ。「見て!この大根めっちゃでかない!?50円やねんで!」すっげ。語彙力、と思いながらぽけ〜っとみていた。

国会図書館がすごかった。見渡す限り本棚、が素晴らしい図書館やと、本来の図書館やと思ってたんやけど、本棚がなくてもこんなに図書館なんやな、って、ほぅ、ってなった。あと、そこにある空気とかそこにいる人たちの雰囲気はやっぱり図書館のそれで、私立図書館とかの住民に愛されている、あたたかな日差しが差し込む図書館も好きやけど、こんな、重厚感すら感じられる図書館も、またいいなとか思って、るんるん、足音を忍ばせながら、歩いていた。
本はすごい。まったくもって、そこでは一冊の本すらわたしたちには見えないのに、ここに山ほどの、本や雑誌や資料がある、ここに、出会うべき知識も、一生出会わないだろうなにかも、絶対にあるんだねって、しっかりと管理されて眠っているんだねって、ほ〜っと安心した。わたしの卒論が、やればやるほどひたすらに拡張され撹拌されていくのと同じように、世界も拡張され、撹拌されていっていることを感じる。

いろんなことを楽しいままに思い出す。無茶苦茶なことも、いい思い出になってしまうので人間というのはおそろしい。蘇らないから、だねって、目がしら、じゅわっと。あ〜、やなこった!ぱんなこった!

気づこうとさえすれば、いろんなところでいろんなものが繋がっていく。なんてことのないものが面白く見えてくる。ひとつのペーパー・クリップみたいに、どこにだって散らばっていて、気づけるのはわたしだけ。ひとりで笑いをこらえているよ。

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