地獄の絵と神様の絵

ゼミ合宿で長崎行ったんです。

軍艦島とか、グラバー園とか、たくさん行ったけど、一番心に残ったのは大浦天主堂。
小学校の時の修学旅行で行った道のりを辿る。記憶を辿る。あの時見たのとは全く違うものだったんだよなぁ。
この前『冷たい熱帯魚』についてちょっと書いたからまた園子温かよ、園子温信者かよってなっちゃうかもだけど。
『愛のむきだし』とか『冷たい熱帯魚』とか『ヒミズ』とか。『ラブ&ピース』もそうだけど、信仰がさまざまな節々に組み込まれている。不自然なくらいに自然に。
マリア像で人をぶったり新興宗教だったり。

そういう人たちのことをこれまで身近に思えなかったのに、大浦天主堂に来て、そしてそのなかの資料に触れて、地獄の絵を見て。あれほどまでに遠く感じていた、よくわからない宗教っていう塊が、びっくりするぐらい自分の中にすっと入ってきたのがおそろしい。

地獄の絵と神様の絵がすごくよかった。
何十分も何時間も見ていられる気がした。
おそろしかった。
他のゼミのみんなはこんなわたしを地獄の絵の前にほっぽってどんどん歩いて行ってしまった。
長崎行ってよかった。
皿うどんもちゃんぽんも海鮮丼もなんでもおいしかった。

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