安いウイスキーウイスキーウイスキーで
ドキドキソワソワしている。3時間寝返りをうちつづけてみたりだとか、音楽を聴いてみたりだとか、麦茶を沸かしてみたりだとか、終いには部屋を行ったり来たり。何かあるわけでもなくただただソワソワしちゃって仕方がない。
来たる季節。なにかを忘れているような、思い出せないような。いろんな時、いろんな場所で嗅いだにおいを思い出してみるけれど、全部がそれで、どれもそれではないようで、いろんなことがあべこべで眠い目をうっすら開いてあたいは何を書いているんだか。
寒い季節が好き。寒い季節の朝が好き。冷気で目が醒めるのが好きでよく窓を開けて寝ては風邪をひいていた。
そんな朝のにおいかもしれないし、真冬 暖房器具のない研究室に泊まる日 大学内のコンビニ 閉店間際に買い出しに行っていた時のにおいかもしれないし、サイコーなロックバンドのラストライブの帰り道のにおいかもしれないし(どちらのバンドも最後に見たのは秋口だった)、お鍋たべながらオールした翌朝 友達の家を出た時のにおいかもしれないし、運動会の朝のにおいかもしれないし、クリスマスの時期のディズニーのにおいかもしれないし、高校帰り やっちゃいけないけどイヤホンで音楽聴きながら自転車で坂を下っていた時のにおいかもしれないし(星がとても綺麗だった)、あたりはまっくらなあの近所のカドの階段になにをするでもなく座っていた時のにおいかもしれないし、ワンカップのおでんの出汁割をのんだあの日のにおいかもしれないし、落ち葉がたくさん 通っていた図書館のにおいかもしれないし、バイト帰りの深夜 まっすぐのオレンジ色の光の道をandymoriを聴きながら帰っていた時のにおいかもしれないし、ついこないだ 元旦のサンスクエアのにおいかもしれないし。
でも、なぜだか決定的な瞬間は思い当たらなくってなにか大切なことを忘れているんじゃないかとか、それとも、すべてをあわせたなにかなのかとか、もしかして解散したあのマイ・2大・ロックバンドの存在や、手の中の「ゴールデンハンマー」のなかにすべてのにおいが格納されていて、これこそが体現しているんじゃないかとか、あいかわらずおそろしくくだらないことばかりの毎日とわたしです。なんにも変わらない。
だれにも分からない、自分でも分からない、自分だけのにおいの数々が愛おしくって、今度はどんなにおいを感じられるんだろうってソワソワしませんか。
ピュ〜ピュ〜風がいうなかで発泡酒をのみながら、そんな話がしたい。
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