「乗っ取って 僕を乗っ取って 身体はいらないから…」
今朝はたまたまもらったプルーンをドキドキしながら初めて食べた。前から、お味噌汁にもやしとたまご?と思っていたけど、今日なんとなく入れてみたらやさしくておいしくて、ほっとした。昨日ははじめて飲んだ生マッコリが美味しすぎたし、数年前に苦手かもと思っていたチャミスルを頼んでみたら記憶と違う味がして陽気になった。最近、新しいものを食べたり、知ることが多くて、そのたびに日常にはびこる先入観の数に驚いている。
こうかもしれない、こうあるはず、こうすべきだ、こう思ってくれるに違いないは自分の思い込みまみれで信用ならない。ちゃんと自分でやってみたり、伝えたり、尋ねたりしないと。自分の言葉同士でしゃべらないと。大切にしていることも違うし、こころの琴線やダークサイドも人それぞれだから。だけど(だから?)そんなあたしの意思に反して言葉は見つからないし、口はつぐんだままなかなか開いてはくれない。快活なはずの毎日に顔なじみの暗闇がひょっこり現れる。
「乗っ取って 僕を乗っ取って 身体はいらないから…」
ひとりでてきとーにごはんをつくって食べた。なんでもかんでもはやれないことを知っている。ちゃんとやりたいことをやったらよくて、やらなくちゃいけないことなんてない。ない! って思いながらもできないこともあると知っている。お茶碗を片付ける。蛇口から流れ出る水を見ながら、元気なときの話はもちろんだけど元気じゃねーときの話もしてーなーってふと思った。
踊ってばかりの国「ghost」
0コメント