わたしの野ばら


ずるいよ〜。ずるい。世の中にはいろんなずるいがあるね。
あの人がずるい、この人もずるい。ずるくって、なんだかすこし可愛らしいからもっとずるい。

図書館の女の子、アイスクリームの女の子。

中学三年生の冬、自分へのプレゼントだ!とか意気込んで手に入れた「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。黄ばんだ本の輪郭をなぞりながら、読み返したい衝動を抑えるのでいっぱいね。卒論終わったら読むぞ。うわ、そういえばちょうど1年まえにがーっとねじまき鳥を読んでいたのが懐かしい。いろんなものから解放されたときの、永遠かのように思えるような、永遠に続けと願うような読書は最高ね。

「机に野ばら 飾って暮らす」
わたしの野ばら、かわいい野ばら。

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