プッチンプリンのプッチンくらいの穴

プッチンプリンのプッチンくらいの穴のことを毎日考えている。ぽつり、ぽつりと水が流れ出しているのに、プッチンくらい小さい穴なもんでふさぐことができない。言い訳じみている。どっぷりと湯船に浸かって、いつのまにか何十分もハナレグミを聴いていた。「失意に暮れることなどないよ」化粧水と涙を、たっぷりとぬりこんでいる。半透明の容器、水はあとどのくらい残っているのかな。

金星がすごいと聞いた。湯を張る間、散歩に出てみたけれど、今までなぜ気づかなかったのかわからないくらい、今の街は星が見えない街だった。駅が近すぎるから気が付かなかったのかなぁ。しょうがないから、なんとかガーデンの「金星」を聴いてみたりして、だらだらと夜道を満喫していたよ。「見つからないからエモい」のか。お前さんはとんだエモの道化師だな。

さて、さて、さて。深く鼻から空気を吸う。意気込んで出かけたというのに、結局買ってきたのは本だけ。最高の本を読んでどっぷりと夢の中へ。いい夢がいいな。

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