「東京で考え中ウンウンうなってます」
本当に書かなくちゃ生きていけないのか? 何かをつくんないと死ぬくらいわたしにとって重要なものなのか? そんなことをうんうん考えていた。なんでやっているんだっけ? 書かなきゃわかんないことがある。それをわかんないとだめなの? マブいものをつくりたい。それはつくんなきゃいけないものなの? 結局、自分がやりたいかどうかってだけなのに、ずうっと足踏みしているから誰かをねたみ、そねみ、苦しまなくっちゃいけない。何か行動するだけで、うずうずしている気持ちが晴れわたるってだけで、そこに意味が生まれるのに。
大好きなお店のZINEをつくった。初めて自分の吐露を形にして、人目に触れた瞬間だった。文フリでたくさんの人が買ってくれて嬉しい。自分が試行錯誤してつくったものの反応を目の前でみられるドキドキ感。そして、そこからお金が生まれること。
普通にしていたら通り過ぎていくだけの一個一個の出来事に意味をつけていく。それだけでとたんに愛着が湧いて、自分のなかに沈殿していく気がする。それなのにここ最近のわたしは怠慢だった。立ち止まるのが億劫だ、時間がない、そうやって一個一個はバラバラになって、リュックの中でぐしゃぐしゃに。そのシワを丁寧に伸ばして見返すことなんてまずない。しんどいしめんどい。新鮮なうちに動き出せないくらい、腰が重くなってしまった。
やめやめ!
「えいや!」とツイッターのアカウントをつくった。
124という名前は、私が高校生の頃、受験勉強するために通っていた講義室の名前。そのときも、まずは形から始めようと、誰よりも早く登校することから始めた。空いている講義室に通う、私だけのルーチン。窓際の一番後ろから二個目の席。中庭をぼーっと眺めて朝のチャイムが鳴る日もあったし、たまに友達も早くきて、一緒に歴史を戦略的に暗記する方法を練る日もあったし、将来やりたいことや考えをそれぞれ打ち明ける日もあった。
その記憶が、わたしにとってはすごく心強くて、この名前をつかっている。そんな、今は自分を強くする、マブい自分のための修行期間なんだぜって。(永遠?)
Enjoy Music Club「東京で考え中」
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